ビールに旬はありますか？

プランターで育てられた大麦の茎葉が黄金色に変わりました。この後、穂が90度ほど頭を垂れると収穫のサインです。

さて、話は変わりますが、ワインにはその年の気候や産地の特徴、造りのスタイルなどがテロワールという凝縮された言葉で表現されます。ヴィンテージや産地が重要視されるのはそのためですね。

そういった考えのもとで、すべての原料を地元産で揃えるクラフトビールメーカーも増えてきました。原料の特徴からワインほどヴィンテージによる違いが判りづらいかもしれませんが、取り組みとしては面白ことです。何より地域と結びつくこと、地域の産業に少しでも貢献できるということは、クラフトマンとしての喜びでもあります。

話は戻りますが、ビールに旬やヴィンテージがあるとしたら．．．

初夏に収穫された麦が麦芽に加工され、苦みや香りのもととなるホップが収穫される時期．．．9月前後に造られるビールこそ、その年の味わいを閉じ込めた旬のビールということになるのでしょうか？

1か月を上中下の3つの旬で別けるように旬とは10日程度の短いもの。

ビールの美味しさが一瞬で終わらぬように原材料の保管や品質の保持、その他様々なことに注意して、できる限り出来立ての“旬”のビールをお届けします。

ここまで足をお運びいただいて、出来立てほやほや、鮮度抜群のビールを直接タンクからお楽しみください。