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八千穂ブリューイングカンパニーとは

八千穂の森で最高に美味しいナチュラルビールを目指して

私たちは、最高に美味しいナチュラルビールを目指し、2021年12月、長野県南佐久郡佐久穂町の八千穂高原に八千穂ブリューイングカンパニー株式会社を設立いたしました。全国でもめずらしい、標高1,700mに迫る大自然に囲まれた高地で、テロワールを活かしたビール造りに今から胸躍らせています。
もうすぐ、清らかな湧水と自社で育てたホップを使った、香り高く、四季折々の豊かな風味を閉じ込めたビールお届けできることでしょう。
ブルワリーでは、ビールの味をさらに引き立てる澄んだ空気と八千穂の森の特等席をご用意して皆様をお待ちしております。

これ以上ない大自然の中でのビール造り

ブルワリーは、周囲を広大な白樺林に囲まれ、八ヶ岳中信高原国定公園の中に位置し、国道としては国内第2位の標高を誇る八ヶ岳連峰を東西に横切る唯一のルート、国道299号(通称メルヘン街道)の最高地点(2,127m)のすぐ近く麦草峠の東側にあります。ブルワリーの周辺には標高2,000m級の山々が連なり、夏は涼しく冬は厳しい寒さの中、八ヶ岳周辺の特異な景観と豊富な水資源をたたえ、これ以上ない大自然の中でのビール造りを可能にしています。

ビールの命「湧き出るナチュラルウォーター」

ビールは、麦芽、ホップ、水で造られていますが、そのほとんどを水が占めています。ビールを1ℓ造るのには水が6~8ℓ必要と言われていて、言うまでもなく美味しいビールには、良質な水が豊富に必要です。ブルワリー周辺の深い森は、北八ヶ岳連峰に降り注いだ水がゆっくりと地下に浸透して湧き出、柔らかい軟水となって周辺一帯の水源地となっています。
湧水は浸透する土壌によって、カルシウムやマグネシウムなどの金属イオンといったミネラル分を多く含む硬水とその含有量が少ない軟水に別けられます。硬度により水の性質は大きく異なりますが、馴染みの深い淡い黄金色のビールには、軟水がよく合うとされています。
周辺地域の軽井沢や小諸など浅間山麓地域は、水の硬度が高く若干苦みを感じる硬水であるのに対し、極軟水である八千穂の水が良質であることは周辺の人々には昔からよく知られたことでした。
私たちは、最初に湧き出る“ファーストドロップ”を、この地ならではの最高のビールに生まれ変わらせます。

冷涼な高原性の気候が約束するビールの品質

周辺には「日本で海岸線から一番遠い地点」があるなど、海洋性の気候の影響を受けにくいこの地域は、年間を通じてとても冷涼です。どの海岸線からも約115キロ以上離れているだけでなく、標高が高いことから八ヶ岳周辺は本州にありながら日本でも最も寒い場所のひとつとして、毎年真冬になると-20℃を下回る気温を観測しています。
急速な発酵を抑制するためにも、年間を通じ冷涼で乾燥した気候は、日本酒の寒仕込みにも通じ、高度な温度コントロールを必要とするビールにとって大切な環境のひとつです。日本酒同様、寒い地域で造られるビールもまた美味しいとされる理由なのです。

新鮮なホップの確保

八千穂高原は、日照時間が長く、低温少雨なため、夏は湿度が少なく爽やかです。周辺には宇宙天文観測所が点在するほど空気が澄み渡り、星は驚くほど美しく輝きます。また、雪の少ない八千穂高原の気候は、病害虫の発生も少なく、ビールにとって欠かせない原料であるホップにとってもまた最適な気候なのです。
50年ほど前までは、近隣でも盛んにおこなわれていたホップ栽培も、高齢化や外国産ポップとの競争により、今ではすっかり衰退してしまいました。近年のクラフトビールのブームで再び新鮮な国産ホップが注目されるようになり、現在、ホップの主な栽培地である東北地方と比べ、より首都圏などの消費地に近く、クラフトビールブリューワーも多いこの地で、私たちはホップ栽培をおこないます。
山間の休耕地を圃場として再び活用し、昼夜の寒暖差や乾燥した高原ならではの気候を味方に減農薬、無農薬のホップ栽培に挑戦します。
近い将来、八ヶ岳周辺でたわわに実るホップの姿が、美しい景観として加わることを期待しています。

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