これなーんだ？
ビールづくりの工程は、麦芽から甘ーい麦汁をつくる「糖化」・麦汁を煮込みながらホップの苦みや香りをつける「煮沸」・煮沸された麦汁を酵母の力でアルコールに変える「発酵」の工程があります。
ビールにとって大切なホップは、煮沸のタイミングで投入され、その種類や煮込む時間の組み合わせで香りや苦みをコントロールします。その組み合わせは無限で、香りのよいビールをつくるにはつくり手の腕と経験が試されます。
さて、丸いのぞき窓がある縦長のこの筒いったいなんだと思いますか？実はこれホップの香りづけにとっても便利なホップガンという道具です。ホップガンは、ホップの香りだけをビールにつけることができる便利な道具。煮沸時のような高温ではなく、発酵終了後の麦汁が冷えた状態で香りをつけることができるので、ホップの苦みを煮出すことがないのです。「苦いビールが苦手」といった人にはピッタリです。この作業をドライホッピングといいます。
ドライホッピングは、ビールづくりに必須の作業ではありませんが、皆様に様々な種類のホップの香りを楽しんでいただけるように私たちはホップガンを導入しました。レモンやオレンジ・グレープフルーツといった爽やかな柑橘系、メロンなどのウリ系の香り、ハーブの印象など品種によって様々なホップの特徴を楽しんで、自分の好きなビールスタイルを探してみてください。
