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自分だけの特別なビール

代表的なビールの分類に発酵の方法で別ける「下面発酵ビール」と「上面発酵ビール」があります。発酵に使われる酵母の種類によって発酵のタイプと味わいに違いが出ます。

下面発酵ビールとは 5~10℃くらいの温度で良く活動する酵母を使い、発酵が進むと酵母はタンクの底に沈んでいきます。一般的にはラガービールと呼ばれます。低温で発酵するため上面発酵より時間をかけてゆっくりと発酵が進んでいきます。さっぱりとしてキレがあり、爽快な味わいのビールになります。代表的な下面発酵ビールのスタイルに「ピルスナー」があり、ドライとかのど越しなどを謳うものは大抵が下面発酵ビールです。

上面発酵ビールとは 15~20℃くらいの温度で活発に活動する酵母を使用し(中には40℃で活動する酵母もありますΣ(・□・;))、発酵が進むと酵母はタンクの上面に浮かび上がってきます。高い温度で発酵するので4日程度の短い時間で発酵が完了します。フルーティーな香りが特徴で、「ペールエール」が代表的なスタイルです。大人気の「インディアンペールエール(IPA)」は、麦芽やホップなどの使用量を増やし、麦芽の風味やホップの苦みや香りをぜいたくに楽しむペールエールのことです。私たちがつくるビールは主に上面発酵ビールになります。

発酵の種類で大きく2つに別けたビールも、さらに細かくスタイルを別けることができます。麦芽やホップの種類や量、スパイスやハーブ、フルーツなどの副原料、様々な特徴を持った酵母の働きを理解して使い分けることでそのスタイルは無限です。そんな中から自分に合ったビールがつくれるとしたらどうですか?

私たちは7ガロンの本格的な醸造体験キットを準備しました。リットル換算で約27ℓ。約50缶のビールをつくることができます。これならオリジナルのビールづくりをもっと身近なものとして楽しめますね。プロ向けには最大で500ℓまで対応します。

麦芽の粉砕・糖化・濾過・煮沸・ホップ投入・麦汁冷却・酵母投入までの一連の工程を体験いただき、3~4週間で完成です。醸造工程は、約5時間。楽しく学びながらビールづくりを体験できます。

体験の開始時期などはあたらめてご案内いたしますね。お楽しみに。

写真は7ガロンタンクと200ℓタンクです。

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